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太陽光発電所における緬羊除草の実証実験を開始
リジェネス株式会社は、中国地方に所在する特別高圧連系(約24MWAC)の太陽光発電所において、緬羊(めんよう)の放牧による除草の実証実験を受託し、2026年7月より開始いたしました。
太陽光発電所における除草の課題
太陽光発電所において、除草は発電効率の維持と設備保全に欠かせない業務です。しかし現場は、次のような課題を抱えています。
- 多額のコスト ― 太陽光発電設備の保守運営にあたり、除草代は最大のコスト項目となっています。近年の物価上昇や人手不足により、今後もコスト増が見込まれる。
- 作業負担 ― 広大な敷地、作業効率の落ちる傾斜地、そして慢性的な人手不足。
- 火災リスク ― 刈草・枯草の堆積が出火の一因に。経済産業省の逐条解説※でも、機械器具周囲の枯れた草木の除去が延焼防止措置の例として示されている。
- 手法の制約 ― 過疎地では作業者の確保が難しく、近隣への配慮から除草剤を散布できない発電所もあり。
※ 経済産業省「発電用太陽電池設備に関する技術基準を定める省令及びその解釈に関する逐条解説」
緬羊による自然な植生管理
本実証実験では、従来の刈り取りや除草剤散布に代わる手法として、緬羊による自然な植生管理の有効性を検証しています。緬羊は草を食べることで植生を管理するため、刈草・枯草が発生しません。敷地内に燃えやすい乾草が残らないことから火災リスクの低減につながるほか、機械や薬剤に依存しない、環境負荷の低い手法です。人力での除草が困難な傾斜地や、除草剤を使用できない立地においても有効に機能します。
アニマルウェルフェアの観点から
太陽光発電所の広大な敷地を放牧地として活用し、設置されている太陽光発電パネルは羊の放牧に必須の日除けや雨除けとしても機能します。緬羊の飼養環境として適していることから、アニマルウェルフェアの観点でも有効な取り組みと考えています。
緬羊畜産の専門知見を活かして
本実証実験は、太陽光発電所の除草を核とした緬羊畜産事業(食肉販売を含む)にこれまでの職歴の中で携わってきた、当社取締役の楠田が推進しています。楠田は、緬羊の血統登録を行う公益社団法人畜産技術協会から、めん羊登録審査委員(純血種の緬羊としての血統登録のための個体審査を行う専門家)の委嘱および出生確認資格者としての認定を受けており、日本緬羊研究会の会員でもあります。
今後の展開
本実証実験で検証している緬羊による除草は、除草コストや運用実務の負担、火災リスクといった課題を抱える太陽光発電所において、有効な選択肢の一つとなり得ます。本実証実験を通じて、太陽光発電所における緬羊による除草の有効性や運用上の課題について検証を進め、再生可能エネルギーと畜産を組み合わせた持続可能な除草手法の確立を目指します。
【リジェネス株式会社について】
「再生可能エネルギーの健全かつ創造的な事業化を実現しつつ地域経済を共創する」をミッションに掲げる再生可能エネルギーに関するプロジェクト開発、資産運用、アドバイザリーの各業務を担う企業。近時の代表的案件としては、二件の公募PPA案件のプロポーザル採択と、123.8億円のグリーンボンド/ABL案件の組成等。今後は自治体自家消費型 PPA案件の更なる深耕、バイオガス、小水力等の再エネ電源の開発、複数の大型太陽光発電案件のプロジェクトファイナンス調達‧アセットマネジメント業務等に取り組んでいく方針。
本 社 :東京都港区西新橋1-18-6 クロスオフィス内幸町 1002号室
代表者 :代表取締役 平山 裕二朗
URL : www.regenes.co.jp



